Huprok 7
プロト製作からひと月。
道具への強い拘りを持つ一人のフライフィッシャーが求める型。
どこまで理想に近づけられたでしょうか。
『ベスト』というオーセンティックなスタイルを踏襲しつつ、
『バックパック』の製作で得てきた意匠を活かして。
着る、とも、背負う、とも表現できるもの。
曖昧だけれど、存在感のあるもの。
無駄を廃したシンプルなデザインを目指しました。
収納性能は犠牲にせずに。
十分に小物を収納できる容量です。
各社のフライボックスに対応しています。
●ポケット(大)
Lite Tuff 1020A
UNBREAKABLE Large
など
●ポケット(中)
MYRAN Medium series(2個)
UNBREAKABLE Medium
C&F 1500series
など
ポケットのフラップはジッパーポケットになっており、リーダー、ティペット等をパッケージごと収納できます。
サイドにはDリング(左右合計2箇所)
フロータントを収納するストレッチポケット(右側のみ)
バックルは15mm幅のウォッチバンドバックル。
上部のポケット(小)には小物を収納。
前面ウラはメッシュポケットになっています。
(現行モデルはベルクロポケットに変更)
背面はジッパーオープンのメイン気室とメッシュポケット。上部にはランディングネット取り付け用Dリング。
着丈は短めです。
肩部分の幅が広く、脇部分はアジャスターで調整できるので、前面との重量バランスが整えば快適な着心地を感じられます。
総重量は208g。
軽いものを目指したわけではありませんが、シンプルに仕上げたことで超軽量を実現しました。
軽量と称されるベストが300g台ですので、それよりも100g以上軽い仕上がりです。
バックパックに忍ばせることも十分苦ではありません。
フライフィッシングの世界は、不思議なものです。
何十年も前の道具が、未だ現役で活躍している。
それも、決して単なる懐古主義ではなく、第一線で人々を魅了している。
でも、それはすごく理想的な在り方だと思います。
ハイテクではなく、
シンプルでいい。
シンプルであるけれども、
ハンドメイドの温かみを残す。
そんなモノを作っていきたいと思います。
Specification
[ color ] khaki
[ size ] medium/large
[ fabric ] Supper nyron
[ weight ] 208g